専属のコンサルタントが貴社Webサイトの課題発見から解決策の立案を行い、検索エンジンからの自然検索流入数向上のお手伝いをいたします。
こんにちは。デジタルマーケティングメディア「PINTO!」編集部です。
SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことをいい、Webページを検索エンジン上で上位表示させることで自社サイトへの流入を増やせる施策です。
この記事では、SEO対策を進める上での考え方や、具体的な施策の進め方、最新のSEOトレンドなど、SEOの全体像を解説しています。毎日1章ずつ読んでいただいても、興味のある章だけ読んで学んでいただいてもかまいません。
SEOの勉強に、ぜひご活用ください。
※編集部注:この記事は、2023年9月に公開された記事を加筆・修正したものです。
- 目次
-
- 第1章:SEO対策とは?
- 1-1.SEOで大切な考え方
- 1-2.SEOの主要な3項目
- 1-3.SEO対策のメリット・デメリット
- 第2章:SEOに取り組む前に、順位が決定する仕組みを知ろう
- 第3章:テクニカルSEO(内部対策)のやり方
- 3-1.Webサイトが表示されるようにする
- 3-2.クローラビリティの向上
- 3-3.マイナス要因の削除
- 第4章:SEOで上位表示するコンテンツの作成方法(コンテンツSEO)
- 4-1.コンテンツを作成する前に:Googleの検索品質評価ガイドライン
- STEP 01:対策キーワードを選定する
- STEP 02:コンテンツを作成する
- STEP 03:Googleが内容を理解しやすいようにする(HTMLマークアップ)
- STEP 04:リライトをして最適化する
- 4-2.コンテンツ品質のチェック方法
- 4-3.検索上位を目指す上で知っておきたい「トピッククラスターモデル」
- 4-4.コンテンツ作成時のよくある疑問(タイトルの付け方、文字数など)
- 第5章:外部SEO対策のやり方(被リンク獲得・サイテーション獲得)
- 5-1.外部サイトからの被リンク
- 5-2.サイテーションの獲得
- 第6章:効果測定の方法と使用ツール
- 6-1.検索順位:順位チェックツール
- 6-2.自然検索における表示回数やクリック数:Google Search Console
- 6-3.サイトの流入数やコンバージョン数:Google Analytics(GA4)
- 第7章:SEO対策でやってはいけないこと
- 7-1.スパムポリシーの違反
- 7-2.信頼性に欠ける情報を発信すること
- 7-3.質より量を重視すること
- 第8章:【2025年】SEO対策のトレンド・動向
- 8-1.コアアップデート以外でも大きな順位変動が続く
- 8-2.「コンテンツ勝負」が難しくなる
- 8-3.ドメインオーソリティとブランドオーソリティのバランスが求められる
- 8-4.今月のSEO注目トピック【2025年1月更新】
- 第9章:実際のSEO対策コンサルティング事例
- 9-1.株式会社プラスワンインターナショナル様
- 9-2.ネオマーケティング様
- 第10章:SEO対策を勉強する方法
- 10-1.SEO対策を学ぶのにおすすめの本
- 10-2.SEO対策が学べるサイト
- まとめ:SEO対策は難しいからこそ面白い
- 第1章:SEO対策とは?
第1章:SEO対策とは?
この章のまとめ
- SEO対策とは、「検索エンジン上で自社サイトを上位表示させるための対策」のこと。
- SEO対策で大切なのはユーザー目線。ただし、Webサイトを正しく認識してもらうための工夫も必要!
- SEOは「コンテンツSEO」「テクニカルSEO」「外部対策」の3つの項目からなり、どの施策も大切。課題に合わせて総合的に取り組もう。
>>第2章「検索順位が決定するまで仕組み」までジャンプする
SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Googleなどの検索エンジンの検索結果で上位に表示させるために施策を行うことです。SEO対策もほぼ同義の意味で使われます。
検索エンジンの検索結果の上位に表示できれば、自社サイトへの流入を多く獲得できるなどの利点があり、Webサイトを運用していく上では欠かせない施策です。
1-1.SEOで大切な考え方
「SEO対策」と聞くと、キーワードを詰め込んだりリンクを大量に獲得するといったテクニカルな方法を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは間違った解釈です。
本来のSEOとは、「ユーザーにとって有益な情報を提供すること」、そしてそれを「検索エンジンも正しく認識できる状態にすること」を第一に、WebサイトやWebページを改善していく施策です。
1-2.SEOの主要な3項目
では、SEOでは具体的にどのような施策があるのでしょうか。SEOで主要な3つの施策項目について知っておきましょう。
具体的な施策例 | 施策の名称 | |
①コンテンツ評価を上げるための施策 |
| コンテンツSEO |
---|---|---|
②サイト内部の技術的な改善 |
| テクニカルSEO、オンページSEO、内部対策など |
③外部サイトに関わる施策 |
| 外部SEO、外部対策、外部SEO対策など |
詳しい施策方法は後ほど紹介しますが、これからSEOについて学ぶ方にまず知っておいてほしいのはSEOで成果を出すにはどの施策も重要であり、課題に合わせて総合的に施策をおこなう必要があるということです。
つまり、どんなに良いコンテンツを作成してもサイト内部の技術的な問題があれば評価されにくいですし、逆にいくら技術的に優れたWebサイトであってもコンテンツの質が悪ければ上位表示するのは難しくなります。
1-3.SEO対策のメリット・デメリット
企業がSEO対策を始めるかどうかを判断するうえで重要なポイントとして、「費用対効果」「ターゲット層」「運用の難易度」の3つがあります。それぞれの項目について、Web広告と比較した結果を表にまとめました。
SEO対策 | ウェブ広告 | |
特徴①費用対効果:SEOは中長期にみると費用効果が高い |
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特徴②ターゲット層:顧客になりうる層に効率的にアプローチができる | ||
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3.運用の難易度:専門的な知識が必要 |
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💡自社でSEO対策を行うべきか迷ったら?
SEOのメリットとデメリットを説明してきましたが、実際にSEOを実施すべきかどうかは企業フェーズやビジネスモデルによってさまざまです。自社の場合どうすればいいのか迷う場合は、一度SEOベンダーにご相談ください。
特に弊社PLAN-Bは、SEO対策を軸にマーケティング施策全般の支援をおこなっているので、最適なご提案をさしあげることができます。(もちろん現段階で必要がない場合などはその旨をお伝えします)。
皆様のマーケティングパートナーとして真摯に対応いたしますので、ぜひ以下よりお問い合わせください。
第2章:SEOに取り組む前に、順位が決定する仕組みを知ろう
この章のまとめ
- 検査エンジンの仕組みを簡易的に表すと、クローラーがWeb上を巡回してページを発見→データベースに登録→アルゴリズムに基づいて順位決定という流れ
- SEO施策を考える上では、この仕組みを踏まえてどこに課題があるかを考える
>>第3章「テクニカルSEO(内部対策)のやり方」までジャンプする
Googleなどの検索エンジンがどのように順位を決定しているのか、その仕組みを知っておきましょう。これはどのSEO施策に取り組む上でも欠かせない、SEOを理解するために必須の基礎知識です。
検索エンジンが順位を決定するまでの大まかな流れは、主に3段階に分けて考えることができます。
- クローラーがWeb上を巡回し、ページを発見する
- 発見したページをデータベースに登録する(これを、インデックス登録といいます)
- ユーザーの検索語句に対して最適なページを、アルゴリズムに基づいて決定する
クローラーとは、「ページを読み込むロボット」のことです。このロボットがWeb上のリンクを辿って巡回し、見つけたページをデータベースへ登録(=インデックス)します。そしてインデックスされたページの中から、アルゴリズムと呼ばれる複雑な計算式を元にランキングづけを行い、検索結果として返します。
これが大まかな順位決定までの流れです。実際にSEOの課題の見通しを立てるときはこの仕組みを踏まえて、
- クローラーが巡回しやすいWebサイトになっているか?
- インデックスはしっかりされているのか?
- Googleの評価(順位)はどの程度か
というように考えをまとめていきます。
関連記事:クローラー、インデックスとは?Google検索エンジンに認識されるまでの仕組み
第3章:テクニカルSEO(内部対策)のやり方
第3章のまとめ
- 第1章で取り扱ったテクニカルSEOについて、具体的な対策方法をピックアップして紹介
- まずはWebサイトが検索エンジン上に表示されるよう、サイト登録やナチュラルリンクの獲得、エラー解除に取り組もう
- クローラーがWebサイト内を巡回しやすいように、サイト構造の整理やパンくずリストの設置などをしよう
- Webサイトにマイナス要因があると折角のSEO対策の効果が薄れてしまう。低品質コンテンツや重複コンテンツといったマイナス要因を改善しよう
>>第4章「SEOで上位表示するコンテンツの作成方法」までジャンプする
第1章で紹介した内部要素は、いわばWebサイト自体を評価する要素です。このようにGoogleが評価する内部要素を改善して、Webサイト自体の評価を上げるための施策を、総括して「テクニカルSEO」といいます。内部対策でできる施策は数多くありますが、大別すると以下の3つに分けて考えることができます。
- Webサイトが表示されるようにすること
- クローラビリティ(クロールのしやすさ)を向上すること
- マイナス要因を削除すること
それぞれ具体的な施策を紹介します。
関連記事:SEOにおける内部対策一覧
3-1.Webサイトが表示されるようにする
SEOの一歩目として、まずはWebサイトが検索結果に表示される必要があります。仕組みの項目でも紹介したように、Webサイトを検索結果に表示させるには「クロール」「インデックス」という作業を検索エンジン側が行わなくてはなりません。
特に新規で立ち上げたばかりのサイトはGoogleに発見されるまで時間がかかるため、早くWebサイトが表示されるように次の施策を実行しましょう。
サイトをGoogleに登録する
特に新規で立ち上げたばかりのサイトは、外部サイトからのリンクも少なくGoogleに発見されるまで時間がかかります。早くインデックスしてもらうには、サイト登録が有効です。
💡自社サイトがインデックスされているか確認するには?
Googleの検索窓で、「site:〇〇.co.jp(確認したいサイトのドメインやページ)」を入力し検索してみましょう。インデックス登録済みで検索結果に表示されるURLが表示されます。自社サイトが表示されない・URL数が少ない場合は、サイト登録を試してみてください。
サイト登録の方法には、主に次の2つの方法があります。
- インデックス登録リクエストを送信する
- サイトマップを送信する
具体的なやり方は次の記事で解説していますので、気になる方はご覧ください。
ナチュラルリンクを獲得する
Google検索セントラルのスターターガイドによれば、Webサイトやページを見つけてもらうために有効な方法には、ナチュラルリンクを張ってもらうことがあります。なぜならGoogleは、主にクロール済みのページからリンクをたどることで新たなページを発見するからです。
ナチュラルリンクとは、外部サイトから自発的に張られたリンクのことで、人為的なものは含まれません。評価要素についての解説でもお伝えしたように、人為的なリンクは効果がないだけでなく、ペナルティを受けて評価を下げる要因にもなるため注意が必要です。(例えば、リンクを張ることを目的として別サイトを立ち上げ、そこからWebサイトへのリンクを張ることはペナルティの対象になります。)
ナチュラルリンクを獲得する方法には、例えば以下のようなものがあります。
- 自社のWebサイトを宣伝する(SNSや広告配信、メルマガなどで告知するなどの方法が考えられます)
- オフラインで宣伝をする(メールの署名欄や名刺への記載、口コミで伝えるなどの方法が考えられます)
関連記事:ナチュラルリンクとは?SEO効果や獲得方法について
エラーを解除する
Webサイト上でエラーが発生している場合、サイトやページが正しく表示されていない可能性があります。Google Search Console にログインし、対処すべきエラーがあれば早いうちに対応しましょう。
よくあるエラーと対処方法については以下の通りです。
表示されるエラー | 意味 | 対処方法 |
ページにリダイレクトがあります | 別のURLへ転送されている | 意図的なリダイレクトは対処不要。身に覚えのないものは設定解除する。 |
---|---|---|
クロール済み-インデックス未登録 | GoogleはURLをクロールしたが、インデックス登録をする必要はないと判断した | 内容を確認し、検索結果に表示させたいページが含まれる場合は、そのコンテンツを改善する |
見つかりませんでした(404) | クローラーがアクセスしたが、URLが見つからなかった | 意図的に削除したものなら対処不要。そうではない場合、アクセスできるようにURLを復活させる、またはリダイレクト処理で正しいURLに転送する。 |
3-2.クローラビリティの向上
特に1,000ページを超えるような大規模サイトの場合、クローラーがサイト内を巡回しやすいかどうかの指標である「クローラビリティ」についても考慮する必要があります。クローラビリティを向上させるための施策には、例えば次のようなものがあります。
関連記事:クローラビリティとは?基礎知識や具体的な改善方法について
サイト構造の最適化(ディレクトリ階層の整理)
サイト構造とは、Webサイト内のトピックを分類し、階層構造で示したものです。サイト構造を適切に設計することで、カテゴリページなどの重要なページをクローラーが認識しやすくなります。
関連記事:ディレクトリの階層を整理する
パンくずリストを設置する
パンくずリストとは、Webページを閲覧しているユーザーが「今」「どのカテゴリーの」「どのページを」読んでいるのかをわかりやすくするためのナビゲーションです。Webページの階層構造を示すことができ、検索エンジンにとってもサイト構造を理解するのに役立ちます。
当ブログPINTO!でも、以下画像のようなパンくずリストを設置しています。(PCから見た場合)
関連記事:パンくずリストとは?基本や設置方法を解説
サイトマップの作成・送信
クローラーは、サイトやページにあるリンクを辿って新しいURLを発見します。Googleがクロールを効率的におこなうためには、サイトマップの作成・送信が有効です。サイトマップとは、ホームページの構成や各ページの情報をユーザーや検索エンジンに伝えるためのもので、ユーザー向け・検索エンジン向けそれぞれに作成するのが一般的です。
検索エンジン向けに作成するサイトマップは、「XMLサイトマップ」「サイトマップファイル」などと呼ばれており、そこにはWebサイト内の各ページの情報(URLや優先度、最終更新日などの情報)が記載されています。
関連記事:サイトマップとは?作成方法も解説
robots.txtを利用する
robots.txtとは、検索エンジンのクローラーに対して、どのURLにアクセスしていいかを指示するファイルのことです。robots.txtを活用することで、検索エンジンが特定のページやディレクトリへクロールすることを防ぐことができます。
これにより、無駄なページへのクロールを制限でき、サイト内の重要なコンテンツへのクロールが優先されるようになります。
関連記事:robots.txtとは?その効果や書き方について
3-3.マイナス要因の削除
SEOに強いWebサイトを作る上のポイント3つ目は、マイナス要因を改善することです。たくさんのSEO施策を講じても、そもそもWebサイトにマイナス要因があればその効果が薄れてしまいます。
以下にマイナス要因として代表的なものを3つ挙げているので、当てはまるものがあれば改善しましょう。
低品質コンテンツの改善
低品質コンテンツとは、ユーザーと検索エンジンの両方にとって有益でないコンテンツのことです。具体的には、他サイトのコピーコンテンツや自動生成されたコンテンツ、意図的にキーワードを詰め込んだコンテンツなどが該当します。
このような低品質コンテンツは、サイト全体のSEO評価を低下させる可能性があるため、早急に対応しましょう。
低品質なコンテンツがあれば改善(リライト)すること、またはnoindexタグを利用してページが検索結果に表示されないようにするなどの対処が必要になります。
関連記事:noindexタグとは?対象ページの見分け方や事例について
1ページ・1コンテンツの原則
Googleは、1URLを1つのページとして認識します。そして1ページで1つのコンテンツを作成することが大原則です。(先ほど紹介した重複コンテンツも、この原則にそぐわない例です。)
例えば、一つのページに複数のコンテンツを入れ込み、同時に複数のキーワードを対策しようとしたとします。この場合、ユーザーが求める情報にそぐわないトピックが多く含まれることになり、ほしい情報がなかなか見つかりません。Googleにとっても主なコンテンツがどれか判断つかないため、SEOにおいてはマイナス要因となり得ます。
1つのページでは1つのコンテンツ(トピック)を扱い、ユーザーとGoogle両方から理解しやすいサイト作りを目指しましょう。
常時SSL化(HTTPS)対応
SSL化(HTTPS)とは、Webサイトとユーザー間のデータ通信を暗号化する技術です。SSL化されたWebサイトは、URLが「http://」ではなく「https://」で始まり、非対応のページはブラウザによって警告が表示されます。
Googleはセキュリティを最優先事項とし、「SSL化はSEOにおけるランキング要因である」と発表しています。
暗号化された安全な接続をサイトで使用していることを検索のランキング アルゴリズムのシグナルとして考慮するテストを実施してきました。このテストで十分な結果が得られたため、Google はランキング シグナルとして HTTPS を使用することにしました。
SSL化は、SEO対策を行う上で必須項目ですので、まだ対応がお済みでなければ、以下の記事を参考にSSL化を進めてください。
関連記事:SSL化とは?対応方法について
第4章:SEOで上位表示するコンテンツの作成方法(コンテンツSEO)
第4章のまとめ
- コンテンツを上位表示させるには、E-E-A-Tを満たすこと・独自性を出すことが特に重要視されている。
- コンテンツ作成では、キーワード選定が重要。どのキーワードを対策するかで上位表示までの時間や成果に差がでるため、目的にあったキーワードを選定しよう。
- Googleがコンテンツ内容を正しく理解できるように、タイトルタグや見出しタグを適切に使用する(HTMLマークアップ)
- コンテンツは作成して終わりではなく、リライトを繰り返すことで上位表示を目指そう
>>第5章「外部サイトからのSEO評価を高める方法」までジャンプする
コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを継続的に発信することで検索エンジン上からの評価を目指す手法です。
SEO対策で、検索上位に表示させるページを作る場合、「検索上位を目指して作る」のではなく「ユーザーにとって有用で信頼できる」コンテンツを作ります。これは次のように、Googleの公式ブログでも記されているとても大切な考え方です。
Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
ここからは「ユーザーにとって有用なコンテンツとは?」「具体的にはどのように作成するの?」といった疑問にお答えしていきます。
4-1.コンテンツを作成する前に:Googleの検索品質評価ガイドライン
検索品質評価ガイドラインとは、Googleが検索結果の品質を評価するために、外部の検索品質評価者(クオリティーレイター)向けに作成したガイドラインです。もともとはGoogleの内部文書でしたが、サイト運営者にGoogleが求めるページを理解してもらうことを目的に、外部にも公開されました。
2013年、Google は人間による評価のガイドラインを公開しました。これは、Google 検索の透明性を高めるとともに、Google がどのようなウェブページを求めているかをウェブマスターの皆様にご理解いただくことを目的としたものでした。
(引用:検索品質評価ガイドラインの更新について | Google 検索セントラル ブログ | Google Developers)
このガイドラインでは「Googleがどんなページを高く評価するか」について記載されており、「General Guidelines(英語版のみ)」で一般公開されています。
サイト運営者やSEO担当者は検索品質評価ガイドラインを理解することで、検索順位の上位表示に必要な情報や要素を把握できます。全170ページもあるので、ここではWebサイトを運営する上で押さえておきたい最低限のポイントを2つ紹介します。
- E-E-A-T:ページ品質を評価する最重要項目
- 独自性(オリジナリティ):他のWebサイトでは書かれていないような独自の情報
E-E-A-T
E-E-A-Tとは以下の4項目の頭文字から名付けられたもので、それぞれExperience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trust(信頼性)を指します。Googleの検索品質評価ガイドラインにおいて、「ページ品質評価の最重要項目」と定義されており、近年SEO対策をするにあたって最も重要視するべき指標と言えます。
各指標について、簡単にまとめると次の通りです。
- EExperience:経験(経験を元に作成されているか)
- Expertise:専門性(専門性の高い内容であるか)
- Authoritativeness:権威性(そのテーマにおける権威があるか)
- Trust:信頼性(信頼できる情報であるか)
E-E-A-Tについて詳しくはこちら>>
独自性(オリジナリティ)
独自性は、他のサイトにあるようなありふれた情報だけでなく、自社事例など独自の情報を提供できているかを評価する項目です。直近の検索結果を見ていても、過去と比較して独自性の重要性が高まっているように見受けられます。
独自性を出すための方法は、以下を参考にしてみてください。
- アンケート調査を行い、自社独自のデータを基にコンテンツを作成する
- ライター自身の経験を基に失敗/成功談を盛り込む
- 自社での取り組み事例を掲載する(toBで相性が良い)
- お客様の声、感想を掲載する(toCで相性が良い)
例えば、弊メディア「PINTO!」では、メディア運営に関する情報を発信するとき、過去に取り組みがあればその時の実績を掲載するようにしています。このように自社独自の情報を入れ込むことで、ユーザーにとってより有益なコンテンツを作れるようになります。
独自性のあるコンテンツについて詳しくはこちら>>
評価基準について知ったところで、次はいよいよ具体的な作成方法について見ていきましょう。
STEP 01:対策キーワードを選定する
キーワード選定とは、上位表示させたいキーワードを決めることで、SEO対策における戦略決定といえる重要なステップです。キーワード選定は主に以下の流れで進めていきます。
【キーワード選定の流れ】
- 事業戦略に紐づいたビッグキーワードを決める
- ビックキーワードの関連キーワードを洗い出す
- 競合が取っていて、自社が取っていないキーワードを洗い出す
- それらを集約して、事業貢献度合い、競合状況、コンテンツ作成状況から優先順位の決定
例えば、弊社がSEOツール「SEARCH WRITE」を販売したいとしたとき、取りたいビッグキーワードとしては「SEO対策」などが上がります。
キーワードを選定するときは、まずこのビックキーワードを中心にキーワード候補を洗い出していきます。その他にも、事業のペルソナ、カスタマージャーニーからキーワード候補を洗い出したり、競合サイトが取っているキーワードを参考にしましょう。関連キーワード取得ツールを活用するのもおすすめです。
ここでのポイントは、できるだけたくさんのキーワード候補を洗い出すことです。これを意識することで優先順位決定の際に「本当なら急ぎ対策しておくべきだった」キーワードを取りこぼさずに済みます。
キーワードの洗い出しができたら、それらを集約して、事業貢献度合い、競合状況、コンテンツ作成状況から優先順位を決定(=キーワードを選定)します。キーワードを選定したら、ブログなどの記事コンテンツで上位表示をするのか、サービスサイトで上位表示を目指すのかも併せて決めておきましょう。
関連記事:SEOキーワードの選定方法を詳しく解説
STEP 02:コンテンツを作成する
上位表示したいキーワードが決まれば、そのキーワードで検索しているユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成します。コンテンツ作成のステップは次の通りです。
- ユーザーのニーズを深く理解する
- コンテンツの構成を作成する
- 構成をもとにライティングを進める
関連記事:SEOライティングの詳しい手順
①ユーザーのニーズを深く理解する
コンテンツを作成するときは、まずユーザーを深く理解することが大切です。そのキーワードで検索するユーザーは、どのようなコンテンツであれば満足するか?を考え、コンテンツに反映させていきます。
例えば以下について調査し、ユーザー理解を深めていきましょう。
対策キーワードを検索しているユーザーの状態は?:いつ、誰が、どんな状況で検索しているのか
顕在化しているニーズは?
- 潜在的にもっているニーズは?
- コンテンツを読んだ結果、ユーザーにどのような変化があれば理想なのか?
②コンテンツの構成を作成する
ユーザーについて深く知ったあとは、いきなりライティングに入るのではなく、まずは検索ユーザーのニーズをどのように解決していくのかを示す設計書(=記事構成)を作成します。先に記事構成を作ることで、書くべきことが明確になりスムーズにライティングが進みます。
記事構成の例)「SEO対策 進め方」を対策キーワードとした場合
h2:SEOとは?:100文字程度で簡単に説明
h2:SEO対策の進め方:SEO対策は大きく分けて内部施策、外部施策、コンテンツSEOの3軸あることを説明
H3:内部施策とは:内部施策とは何か、どんな施策があるのかを具体的に説明
H3:外部施策とは:外部施策とは何か、どんな施策があるのかを具体的に説明
H3:コンテンツSEOとは:コンテンツSEOとは何か、コンテンツの作成方法を説明
h2:SEO対策を進める上での注意点
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関連記事:検索順位1位を目指したい方へ!記事構成案の作り方完全ガイド
③構成をもとにライティングを進める
構成案ができれば、ライティングに進みます。コンテンツライティング時も、検索エンジンではなく「ユーザー」に向けてコンテンツを作成するということを忘れてはいけません。
SEO対策で、AとBの選択肢があり迷った時には、「どちらの方が順位が上がりそうか」ではなく、「どちらの方がユーザーにとって良いか」で考えるようにしましょう。具体的にユーザーにとって良いかどうかを判断するための指標としては、以下を参考にしてみてください。
Googleが公式に発表しているドキュメントで説明があるので一度読んでおくとよいでしょう。
・独自の情報や報告、調査、分析を提供していますか?
・トピック(キーワード)に対し、十分な量の情報を網羅的に提供していますか?
・示唆に富んだ分析や興味深い情報を提供していますか?
・引用を行う際に、単なるコピーや書き換えではなく付加価値をつけていますか?
・ブックマークしたい、友達に共有したい、お勧めしたいものになっていますか?
・情報源や関連する専門知識の出所を明確にしていますか?
・サイト運営者の情報やサイトを運営する背景を掲載していますか?
・確認できる事実上の誤りがありませんか?
・誤字脱字やデザイン崩れの問題はありませんか?
・関係のない広告は表示されていませんか?
・モバイルでコンテンツを表示すると、コンテンツは適切に表示されますか?
上記は先ほど紹介したような、E-E-A-Tや独自性が重要であることを示しています。これらを意識しつつ、執筆を進めていきましょう。E-E-A-Tや独自性の出し方については、以下に改めて掲載しておきます。
E-経験 | トピックに経験のある方が執筆する、もしくはその方に記事チェックをしてもらえる体制を敷きます。経験ベースで課題解決につながるコンテンツが作成できるようにしましょう。 |
---|---|
E-専門性 | トピックの専門家による監修を入れるなどが必要です。また、ページごとだけでなくサイト単位でも専門性が必要になります。 |
A-権威性 | ページ、サイトの権威性が必要です。関連サイトからの外部リンクや監修者がつくことなどで改善できます。 |
T-信頼 | 経験、専門性、権威性に加えて最新で正確な情報を掲載しているかなどによって決まります。 |
独自性 | 他のサイトにあるようなありふれた情報だけでなく、自社事例など独自の情報を提供できているかが重要です。 |
STEP 03:Googleが内容を理解しやすいようにする(HTMLマークアップ)
SEOで評価されるには、ユーザーにとって有用であり使いやすいことに加えて、Googleからみても内容が理解できる/しやすい形にしておく必要があります。なぜならGoogleなどの検索エンジンは、HTMLで記述されたコードを読み取ることで、クロールしていくからです。
つまりコンテンツ作成時にも、適切なHTMLタグを利用する必要があります。「HTMLタグ」と聞くと難しい印象を受ける方も多いと思いますが、安心してください。WordPressなどのCMSを利用している場合は、最低限の知識があれば、簡単にHTMLタグを設定することができます。
代表的なタグについては次の通りです。
タイトルタグ(<title>)
<title>ここにタイトルが入ります</title>
タイトルタグ<title>とは、検索エンジンに対してWebページのタイトルや題名を伝えるためのタグです。<title>タグで設定したテキストは基本的に検索結果のタイトルとして表示*され、ユーザーがクリックするかを決める重要な要素になります。
(*設定したテキストが長すぎる・記事内容とマッチしないなどの理由で、Googleに書き換えられることもあります。)
WordPressなどのCSSを利用している場合、投稿画面の「タイトル」に該当するところにテキストを入力すれば、自動的に<title>タグが設定されます。
メタディスクリプションタグ(<meta name=””>)
<meta name=”description” content=”ここにメタディスクリプションが入ります”>
SEO対策におけるメタタグとは、記事の概要などの情報を記載するタグのことです。メタタグにはいくつか種類がありますが、代表的なものにはメタディスクリプションがあります。
メタディスクリプションはWebサイトやページの概要示すもので、検索結果のタイトルの下に表示されます*。タイトルタグと同様にユーザーがクリックするかを決める重要な要素です。
(*設定した内容が記事とマッチしないなどの理由で、設定されたメタディスクリプションが表示されないケースもあります。)
メタディスクリプション設定するには、HTMLファイルに直接記述する方法や、WordPressを利用している場合はプラグインを入れて投稿ページから設定する方法があります。
見出しタグ(<h1>~<h4>)
<h2>ここに大見出しが入ります</h2>
見出しタグ(hタグ)は、文章の階層構造を伝えるために有効なタグです。通常<h1>タグは1記事に対して1つまでとし、以下のように<h2>タグ以降でコンテンツの階層構造を示します。
<h2>検索エンジンの仕組み</h2>
<h3>1.クローラーがWeb上を巡回する</h3>
<h3>2.インデックス登録する</h3>
<h3>3.検索順位を決める</h3>
<h2>SEO対策の進め方</h2>
<h3>Googleに発見されやすくする</h3>
<h3>ユーザーにとって有益なコンテンツを作成する</h3>
階層構造は深すぎるとユーザーがわかりづらくなるため、目安として<h4>までに留めておくとよいでしょう。
altタグ(<alt=””>)
<img src=“画像URL” alt=“ここに画像の説明が入ります”>
alt(オルト)タグとは代替テキストとも呼ばれ、画像が表示されない場合や視覚に障がいのある方が利用する場合に、画像の内容を理解できるように設定するものです。altタグがあることでGoogleが画像の内容を理解しやすくなるため、SEO上でもプラスに働きます。
STEP 04:リライトをして最適化する
100点満点のコンテンツをいきなり作成するのは、なかなか難易度は高いものです。そもそも良いコンテンツかどうかはGoogle(=ユーザー)が決めるものなので、公開してみないとわからないこともあります。
「評価はGoogleにしかわからないので迷ったらまずやってみる、悪ければ改善する」というスタンスでまずはコンテンツを公開し、その後に改善(リライト)することで順位向上を目指しましょう。
足踏みしている時間はもったいないですから、どんどん施策を打って成果を記録しておくことで、良かったものと悪かったものから次の施策を立てていくことをおすすめします。
リライトをするときは、主に2つの観点でコンテンツを改善していきます。
①記事の品質をあげる | 検索順位が低いときはあらためてユーザーのニーズを調査し、コンテンツの質を上げて検索順位の向上を目指します。 |
---|---|
②クリック率を上げる | 検索順位が高いのにクリック率が低い時は、タイトルやメタディスクリプションを変更してユーザーを惹きつけられるように改善をします。 |
4-2.コンテンツ品質のチェック方法
SEO対策で検索上位に表示させるページを作る場合、「検索上位を目指して作る」のではなく「ユーザーにとって有用で信頼できる」コンテンツを作ります。これは次のように、Googleの公式ブログでも記されているとても大切な考え方です。
Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。
質の高いコンテンツについては、Googleは公式ブログで「コンテンツを自己評価する項目」を全16項目公開しています。ここで示されている内容を要約すると、以下の通りです。
- コンテンツの独自性やオリジナリティがあるか:すでに知られているような事柄だけでなく、独自の情報や見解が含まれているか。
- ユーザーがコンテンツに触れたときに満足できるか:タイトルや見出しと記事内容にギャップがなく、誤字やデザイン上の見にくさはないか。ユーザーに向けて丁寧に作成されたものであるか。
- 信頼できる情報を発信できているか:そのトピックについて十分な知識のある人が書いているか、明確な情報源や正確性を示すものがあるかなど
コンテンツを作成したときは、これらの観点で振り返り、本当にユーザーにとって有用で信頼できる情報を発信しているか確認するようにしましょう。コンテンツを自己評価する16項目については、以下でも引用しておきますので、気になる方はご一読ください。
コンテンツと品質に関する質問
- コンテンツは、独自の情報、レポート、研究または分析の結果を提示しているものですか。
- コンテンツには、特定のトピックに対して実質的な内容を伴う詳細または包括的な説明が記載されていますか。
- コンテンツには、自明の事柄だけでなく、洞察に富んだ分析内容や興味深い情報が含まれていますか。
- コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。
- メインの見出しやページタイトルは、内容を要約して説明する有用なものですか。
- メインの見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張している、または読者に強いショックや不快感を与えるものではありませんか。
- 自分でもブックマークしたい、また友人に教えたりすすめたりしたいと思えるページですか。
- コンテンツには、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値がありますか。
- 検索結果に表示された他のページと比較した場合、コンテンツは実質的な価値を提供していますか。
- コンテンツに誤字やスタイルに関する問題はありませんか。
- コンテンツは適切に制作されていますか。雑に、または急いで制作されたような印象を与えるものではありませんか。
- コンテンツが(外部委託されるなどして)多数のクリエイターによって大量に制作されているために、または複数サイトの大規模なネットワークに拡散されているために、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していませんか。
専門性に関する質問
- コンテンツは、明確な情報源、掲載されている専門知識の証左、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(例: 著者のページへのリンク、サイトの概要ページ)を示すなど、掲載内容が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供していますか。
- コンテンツを制作しているサイトを誰かが調査したとしたら、対象トピックの権威としてサイトが信頼されている、または広く認知されているという印象を受けますか。
- コンテンツは、トピックに関して十分な知識を持つことが明白な専門家または愛好家によって書かれたものですか。
- コンテンツに明らかな事実誤認はありませんか。
出典:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成「コンテンツの自己評価を行う」| Google 検索セントラル
4-3.検索上位を目指す上で知っておきたい「トピッククラスターモデル」
トピッククラスターとは、メインとなるトピック(ピラーコンテンツ)と、それらを補足するサブトピック(クラスターコンテンツ)をリンクでつないだ集合体のことです。例えば「SEO」というメイントピックがあった場合、それらを補足するサブトピックには「コンテンツSEO」「キーワード選定」「ドメインパワー」などが該当します。
このようにユーザーが関連して知りたいトピックを扱うコンテンツを作成し、メイントピックのコンテンツと関連付けることで、そのトピック全体でSEO評価の向上が期待できます。
特にビックキーワードを対策する場合、一ページだけ作成して上位表示することは難しく、このようなトピッククラスターモデルの考え方を基にコンテンツを制作し、トピッククラスターを作っていくことが求められます。
関連記事:トピッククラスターモデルとは?
4-4.コンテンツ作成時のよくある疑問(タイトルの付け方、文字数など)
この章の締めくくりとして、コンテンツ作成時によくいただく質問を紹介します。
Q1.SEOで効果的なタイトルの付け方とは?
A.コンテンツ内容を的確に表しており、ユーザーが思わずクリックしてしまうようなタイトルが理想的です。
例えば、以下のような方法があります。
- 「5分で解決!」「〇〇10選」「売上No.1」など、具体的な数字を入れる
- 「無理なく始める~」「食べても痩せるダイエット」など、変化に対する抵抗を払拭するワードを入れる
なお、検索エンジン上で表示される文字数には限りがあるため、30文字以内に収まるようなタイトルを考えましょう。その他の事例は以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
Q2.効果的なメタディスクリプションの書き方とは?
A.メタディスクリプションは、「ユーザはどんな情報を知りたいと思っているのか、どんな文言が含まれていればクリックしたくなるのか」を考え作成します。
- ターゲットを明確にする
- ターゲットが抱えていそうな課題をあてる
- ページ閲覧によって得られる便益を記載する
などのポイントを押さえ、120字程度で作成をしましょう。
関連記事:効果的なメタディスクリプションとは?
Q3.コンテンツの文字数ってどれくらいが最適なの?
A.上位表示しているコンテンツを参考にしましょう。
2017年の9月のGoogleオフィスアワー(English Google Webmaster Central office-hours hangout)において、Googleのジョン=ミュラー氏は、文字数は「SEOへの直接的な効果はない」と発言されています。
「文字数が長い方がいい」という意見を耳にした方もいるかもしれませんが決してそうではなく、キーワード1つをとってもユーザーの検索意図が複数存在するケースが多いため、それらに網羅的に答えているサイトやページが上位に来ている=必然的に文字数が多いコンテンツがGoogleから評価されやすくなっていると考えられます。
つまりコンテンツの文字数に迷ったら、上位表示している記事の文字数を参考にすることをおすすめします。
関連記事:SEOにおける文字数の効果って?成果を出すための必須知識
第5章:外部SEO対策のやり方(被リンク獲得・サイテーション獲得)
第5章のまとめ
- 第1章で取り扱った外部外部対策について、具体的な対策方法をピックアップして紹介
- 外部対策には、被リンク獲得とサイテーション獲得の2軸がある
- 被リンクとは、外部サイトから自社サイトへのリンクを張ってもらうこと
- サイテーションとは、他サイトやSNSなどでサイト名やブランド名が話題になっている状態のこと
>>第6章「効果測定の方法と使用ツール」までジャンプする
外部対策とは、外部サイトを通してSEO評価を高めるためにおこなう施策のことです。Webサイト内部の対策をおこなう「内部対策」と比較し、外部サイトから被リンクを得るなどの施策のことをいいます。
外部対策は主に次の2つの観点で考えることができます。
- 外部サイトからの被リンク
- サイテーションの獲得
それぞれ具体的な対策方法を見ていきましょう。
関連記事:SEOの外部対策って何をすればいいの?具体的な施策の進め方
5-1.外部サイトからの被リンク
被リンクとは、外部サイトにリンクを張ってもらうことです。被リンクをもらうことでSEO効果が見込めますが、やみくもにリンクを集めればいいというわけではなく、リンクの質も考慮する必要があります。
「質の高いリンク」とは、ドメインパワーが高いサイトや、自社サイトが扱うトピックと関連性があるサイトからのリンクです。
💡ドメインパワーとは?
「SEOにおけるドメインの評価」を表す指標で、検索エンジンからの信頼度を数値化したものです。Googleの公式指標ではありませんが、ドメインパワーと検索順位には明らかに関係があるとして重要な指標とされています。
関連記事:ドメインパワーとは?調べ方についても解説
かつては、リンクの質を問わずとにかくリンクの数があればSEO上プラスと判断されるアルゴリズムでしたが、アップデートを経て、現在ではリンクの質も重要になっています。
「リンクを集める」と聞くと、ひと昔前のハック的な手法を思い浮べる方もいるかもしれませんが、そうではありません。多くのWebサイトで引用されるような、質の高いコンテンツ・Webサイトを目指すということです。質の高い論文が多くの論文で引用されるように、多くリンクを集めているサイトは、質の高いサイトであるとSEO上判断されます。
具体的な被リンク獲得のための施策例は、以下の通りです。
- 引用したくなるようなコンテンツを作成する:データを分析した結果や、独自のアンケートなど、他のメディアで扱いたくなるような質の高いコンテンツを作成する
- 他のメディアから取材を受ける:インタビューなどを受けて、他のメディアで取り扱ってもらう
関連記事:効果の高い被リンクパターンや被リンクの獲得方法について
5-2.サイテーションの獲得
サイテーションとは、「他サイトやSNS上で特定のサイト名やブランド名が話題になっている状態」です。例えば外部サイトで自社サービスについて言及されていたり、コンテンツを引用されていれば、それをサイテーションと呼びます。
サイテーションは、被リンクと違いリンクを張ってもらう必要はありません。サイテーションの効果はブラックボックスでありGoogleが公式に見解を示したものではありませんが、SEO効果があるとして施策を講じているケースも見受けられます。
サイテーション獲得のためにできることは、SNSを活用した認知度向上、広告への出稿などです。詳細は以下の記事をご覧ください。
関連記事:サイテーションとは?獲得方法や事例を紹介
第6章:効果測定の方法と使用ツール
SEOで成果を出すためには、たくさんのSEO施策に取り組み、その成果を観測し、改善を繰り返していく必要があります。ここまでの章では具体的な施策について紹介してきましたが、ここからは講じた施策の効果測定について見ていきましょう。実際に使うツールもあわせて紹介します。
SEO効果を測定できる指標と、測定に使うツールは以下の通りです。
効果測定の指標 | 使用ツール |
検索順位 | 順位計測ツール |
---|---|
自然検索における表示回数やクリック数 | Google Search Console |
サイトの流入数やコンバージョン数、ユーザー動向 | Google Analytics(GA4) |
各種指標のデータを取得する方法について、詳しく見ていきましょう。
関連記事:SEOの効果測定方法について
💡Google AnalyticsやGoogle Search Consoleは早いうちに設定しておこう
この2つのツールは、いずれもGoogleが提供する無料ツールです。Webサイトへの設置が完了した時点で計測が開始されるため、SEO対策を進める前に設定しておくことをおすすめします。
まだ設定がお済みでない方は、以下の記事を参考に設定してください。
6-1.検索順位:順位チェックツール
SEO対策では対策キーワードで上位表示を目指し、そこから流入を増やすことを目指します。そのため、検索順位は欠かせない指標です。
Googleサーチコンソールでも獲得クエリごとの順位を確認することができますが、毎度クエリごとにソートをかける必要があったりとやや手間がかかります。そのため、より手軽に順位を確認できる順位チェックツールの利用がおすすめです。
順位チェックツールには無料で利用できるものもありますが、利便性を考えると有料のものを契約する方がよいでしょう。(有料といっても、比較的安価で利用できます)
順位チェックツールには、いくつか種類がありますので、それぞれの特徴を踏まえて使用するツールを選んでください。迷ったら”クラウドタイプ”がおすすめです。
クラウドタイプ
出典: BULL
クラウドタイプは、キーワードを複数登録できることに加え、PCの電源が付いていない状態でも順位取得が可能です。ただし有料版の場合ダウンロード版と比べて金額が高い傾向にあります。
関連記事:おすすめの順位計測チェックツール
順位取得サイトタイプ
出典: SEOチェキ
順位取得サイトタイプの場合は、対象となるサイトのURLとキーワードを入力することで、即座に順位がわかるツールです。無料で簡易的に順位を調べたい時に便利ですが、複数のキーワードを一気に確認することはできません。また、過去の順位も取得することができない、データを蓄積できないなどのデメリットがあります。
ダウンロードタイプ
出典:GRC
ダウンロードタイプは、パソコンに順位取得ツールをダウンロードして利用します。設定したキーワードの順位やランクインページ等が取得できます。一度に複数のキーワードを登録することが可能ですが、順位取得を行う際にPCの電源が付いている必要があります。
6-2.自然検索における表示回数やクリック数:Google Search Console
検索エンジン上でWebページが表示された数やクリックされた数も、SEO効果を測れる指標です。これらの数字は、Google Search Console(サーチコンソール)から確認できます。
Google Search Consoleにアクセスし、メニューバーの[検索結果]をクリックしましょう。
すると上記のように、合計クリック数や表示回数が表示されます。上にある[+新規]から、ページや検索キーワードでソートをかけることも可能です。
なお、Google Search Consoleでは表示回数やクリック数の他にも、検索エンジン上でのパフォーマンスやサイト内部の詳細な状態を確認できます。
主な項目は以下の通りです。
- 検索クエリ
- インデックス数
- 内部・外部リンク数
- クロールエラー
例えばサーバーエラーでWebサイトが表示されなくなったときなど、致命的なエラーが発生した際にもアラートが飛ばされるので、早期に対処することができます。また、実際に自社サイトが表示された検索クエリもわかるので、コンテンツの修正にも活用することが可能です。
日頃使える機能や使い方については以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
6-3.サイトの流入数やコンバージョン数:Google Analytics(GA4)
Google Analytics(以下、GA4)では、実際にサイトに訪れたユーザー数やコンバージョン数など、Webサイト全体のアクセス解析が可能です。コンバージョンとは、Webサイト運営者が求めている行動(購入、問い合わせ、メルマガ登録など)を実際に行った数のことです。
オーガニック検索からアクセスしたデータに絞って確認することもできるので、SEOによる効果の測定に利用できます。ページごとの数値からどのコンテンツがよく見られているか等を明確にし、データが悪い場合には改善を加えていきましょう。
SEOにまつわる効果測定が1つでできるオールインワンSEOツール「SEARCH WRITE」
出典:SEARCH WRITE
初心者から中級者の方は、SEO対策に必要な機能が網羅的に搭載されたオールインワンツールもおすすめです。ここまで紹介したような無料のツールだけでも、組み合わせれば対策を行うことができますが、管理が手間・詳細な分析が難しいなどのデメリットがあります。
例えば「SEARCH WRITE」はシンプルなUIで、SEOの課題分析・施策立案・効果測定を簡単に行えるコンテンツマーケティングツールです。今までのツールにありがちだった「機能がもの足りない」「逆に機能が多すぎて使いこなせない」などの声をもとに、本当に必要な機能だけをプロが厳選しています。
そのため、コンテンツSEOをこれから始めようとしている方やSEOに知見が深くない初心者でも使いこなしやすいツールとなっています。実績5,000社を超えるSEOコンサルタントがツールの運用支援からSEO戦略立案までをサポートするプランもあるため、インハウス化に不安のある方でも安心して使いこなせます。
第7章:SEO対策でやってはいけないこと
ここではSEO対策でやってしまいがちな間違いを解説していきます。もし当てはまってしまった方は、これを直すだけで大きな効果が出る可能性があるのでぜひチェックしてみてください。
7-1.スパムポリシーの違反
スパムポリシーとは、Googleが検索結果の品質を保つために設けているガイドラインであり、SEOにおける不正行為や悪質な手法を禁止するものです。Googleは、アルゴリズムの穴を見つけて不正に評価を得ようとする施策を禁止しており、これらの施策をスパムとして明記しています。
例えば、次のようなものです。
- 隠しテキストと隠しリンクの不正使用(人間には見えづらい形で、リンクを置くこと)
- キーワードの乱用(対策キーワードを不自然に詰め込むこと)
- リンクスパム(自作自演のリンク、購入したリンクなど)
- 大量生成されたコンテンツの不正使用(生成AIなどで自動生成された役に立たないコンテンツ)
スパムポリシーに違反すると、ウェブサイトの検索順位が下がる、インデックスから削除される、あるいはGoogleのサービス全般からの排除といったペナルティを受ける可能性があります。
このようなユーザーのことを無視した施策は、SEOにおいては絶対にやってはいけない施策です。
7-2.信頼性に欠ける情報を発信すること
誤った情報や信頼性に欠ける情報を発信することは直接的なスパム違反ではないものの、SEOのパフォーマンス低下だけなく会社の社会的な信頼を損ねてしまいます。特にYMYL領域においては、発信した情報によってユーザーの生活に大きな影響を与える可能性があり、責任のあるサイト運営が求められます。
コンテンツを世の中に公開することの責任を認識し、信頼性のある情報を発信していきましょう。
信頼性を担保するには、例えば次のような方法があります。
- 情報元を明記する:情報元は公的機関が発信しているものなど、信頼できるものを使用する。
- 公開前のチェック体制を整える:トピックによって監修者を設ける、社内でコンテンツ責任者をおくなど。
7-3.質より量を重視すること
「とりあえずたくさん記事を書けばいいんでしょ?」という考え方でコンテンツを作成しても、順位や流入は伸びません。かつては、記事を量産して文字数も多めにする手法や、関連キーワードを意図的に詰めるような施策が多くありましたがGoogleが求めているのは「ユーザーが満足するコンテンツ」です。
そのためしっかりとE-E-A-Tや独自性、検索意図を意識して、良質なコンテンツを作成する必要があります。
- 独自の情報を提供していますか?
- キーワードに対して網羅的に情報を提供していますか?
- 引用を行う際にコピーではなく、付加価値を付けていますか?
- 誰かに共有したくなるお勧めしたいものになっていますか?
- 根拠のある情報になっていますか?
- 誤字脱字はありませんか?
SEO対策においてはこれらのポイントを意識した質の良い記事を書かなければなりません。ただし質ばかり追求しすぎてしまい量が不足していることも問題です。いくら自社のコンテンツが独自情報を盛り込んでいて完璧な記事だとしても、すでに競合のコンテンツがそれ以上のコンテンツを提供していては上位表示をすることが難しくなります。
質も担保しつつ量を量産できるようにすることがベストです。記事の質を確認する際は、以下からダウンロードできるチェックシートをご活用ください。
第8章:【2025年】SEO対策のトレンド・動向
2025年のSEO対策のトレンド予測・アルゴリズムの傾向としては以下が挙げられます。
- コアアップデート以外でも順位変動が大きい
- コンテンツ内容での差が付きにくくなった
- ブランドオーソリティがより重要に?
8-1.コアアップデート以外でも大きな順位変動が続く
一つ目(画像上)の表は、2022年~2024年の順位変動幅を示したグラフです。二つ目(画像下)のグラフは、そのうち赤枠部分(2024年)を切り取ったものです。このグラフを見ると、過去と比較しても順位の変動幅が大きくなっていることがわかります。2024年でコアアルゴリズムのアップデートがあったのは3月、8月、11月、12月でしたが、それ以外の時期でも変動がかなり大きいです。
また、検索結果を見ていると、上位表示している記事が少し入れ替わるのではなく、顔ぶれが全く変わるケースが多く見られています。この変動については、Googleから発表があったように「サイト・独立系サイトでも、高品質な情報であれば評価」されるようになったためだと考えられるでしょう。
特に、エリア系のキーワード(「買取 品川」など)がその傾向が強く見られています。
8-2.「コンテンツ勝負」が難しくなる
SEOを進めるうえで「質の高いコンテンツを作ること」は引き続き最重要項目ですが、生成AIの台頭や数々のベストプラクティスがインターネット上で発信されていることから、コンテンツの焼き回しが進む傾向にあります。
これまでは60点のコンテンツが並んでいる中で、90点のコンテンツを作成すれば上位表示が可能でした。現在は、みんなが90点を出せるようになっており、コンテンツ内容だけで差をつけることはより難しくなっていくはずです。
今後は、違う要素での差分が必要になってくるでしょう。
8-3.ドメインオーソリティとブランドオーソリティのバランスが求められる
海外のMOZが「ドメインオーソリティとブランドオーソリティのバランスが求められる」という旨の主張をし、SEO業界で話題になりました。この主張の概要は、
- ドメインオーソリティがブランドオーソリティよりも過度に強すぎる場合においては、検索エンジンに対する対策をやりすぎていると判断する
- ドメインオーソリティの割にブランドが評価されている場合においては、Googleが評価を高くする
というものです。これは、突き詰めればGoogleの基本思想と同じであり、「ユーザーが世の中で求めているものを、検索エンジン上でも評価したい」という前提があることを考えれば一理ある考え方です。実際SNS上では、この見解に対して賛同する人も多くいました。(※Googleが公式に見解を示しているものではない点に注意しましょう)
「検索エンジンには評価されるが、ユーザーには評価されない」指標よりも、ユーザーが評価している指標を検索エンジンでも強化するという傾向は、今後も進んでいくはずです。ただし、ドメイン評価も引き続き重要であることも忘れてはいけません。
8-4.今月のSEO注目トピック【2025年1月更新】
SEO業界内で最近話題になっているトピックを取り上げています。
Google、2024年12月コアアップデートを開始
Googleは2024年12月13日(日本時間)に、December 2024 core update(2024年12月のコアアップデート)の展開を開始し、その後12月19日に展開完了しました。Googleはこのコア アップデートについて、通常の運用に沿ったアップデートだと主張しています。
Googleの検索リレーションズチームの社員は、Search Central Live Zurich 2024で「将来的にはさらに多くのコアアップデートが実行され、さらに高速化されるだろう。これらのアップデートをより頻繁に行うようにランキングチームは取り組んでおり、SEO 担当者が行った作業が検索結果に反映されるまでの時間を短縮したいと私たちは考えている。」と発言しました。
今回のコア アップデートについては以下の記事で考えられる影響や動向をまとめているので、併せてご覧ください。
「構造化データのマークアップはランキングには影響しない」、John Mueller氏が言及
John Mueller氏がLinkedInで、「構造化データマークアップはランキング要因ではない」と言及しました。
これについては、2023年にもDanny Sullivan 氏が言及しています。構造化データがあることで、検索結果上での見え方が変わるためトラフィックへ影響する可能性はありますが、ランキングへの影響はありません。
ランキングへの影響を期待して実装したという話を聞くこともありますが、そのような効果は期待できませんので注意しましょう。
第9章:実際のSEO対策コンサルティング事例
SEO対策の概念や施策はここまでご覧いただければわかったと思いますが、実際にどのように施策をサイトに落とし込んでいくのでしょうか?
ここからは実際にPLAN-Bがクライアント様におこなったコンサルティング事例をご紹介します。
関連記事:SEO対策の成功事例|会社を探す際にチェックすべき項目まとめ
9-1.株式会社プラスワンインターナショナル様
TVCMでおなじみのオリジナルTシャツなどの服飾品を販売しているプラスワン様です。
オーガニック検索の成果が伸び悩んでおり、過去行っていたSEO施策によるペナルティにも悩んでいました。
実際の施策
「注力キーワードの順位上昇」、「セッション数の増加」の2点に注力をし、外部対策と内部対策を並行して行いました。
外部対策は、定期的にリンクのクリーニングを行い不用意な外部サイトからの否認をしました。
内部対策は、オリジナルコンテンツの作成に注力し月に3、4本のペースで記事を公開しました。
特にコンテンツは取材や専門家に記事執筆を依頼することで「EAT(専門性、権威性、信頼性)」を満たすようなコンテンツ作成を心がけユーザーファーストなサイト設計、コンテンツ施策を行いました。
対策の結果
対策の結果、「Tシャツ」のビッグワードで検索結果1位を獲得。自然流入は試作開始後に昨年比223%アップを実現しました。
関連記事:【お客様導入事例】株式会社プラスワンインターナショナル|SEOコンサルティング
9-2.ネオマーケティング様
「生活者機転」というスタンスを掲げてマーケティングリサーチをワンスポットでサポートしている会社です。
サイトリニュアルを期に「SEOにも強いサイトにしたい」という社内での話をきっかけにSEAECH WRITEを利用したサポートを実施させていただきました。
実際の施策
最初の半年間はコンサルティングサービスと併用をしていただき、内部施策・コンテンツSEOの進め方やSEAECH WRITEを利用したキーワード選定方法をサポートさせていただきました。
半年後に自社運用に切り替えて、引き続きSEAECH WRITEを利用したSEO対策を行っていただきました。
対策の結果
自社運用に切り替えて半年後に、セッション数が前年比約500%程の伸長率となり、順調に流入数を伸ばしています。
第10章:SEO対策を勉強する方法
SEO対策はトレンドの移り変わりが早いため、書籍などで基本を学びつつ、Web上で最新情報を追うことが書かせません。ここではSEO対策の勉強におすすめの本やWebサイトについて紹介します。
10-1.SEO対策を学ぶのにおすすめの本
弊社PLAN-Bが新入社員向けに使用している、SEOの基礎を学びたい方におすすめの本を2冊紹介します。
- 【初心者向け】いちばんやさしい SEO 入門教室
- 【経験者向け】現場のプロから学ぶ SEO技術バイブル
その他のおすすめの本は、以下の記事を参考にしてみてください。
10-2.SEO対策が学べるサイト
弊社員にヒアリングし、SEOを学ぶために使用したサイトを紹介します。
- PINTO!(弊メディア):SEOやWeb広告など、デジタルマーケティングの基礎から実践的な内容を紹介しているブログ
- 海外SEO情報ブログ:海外のSEO最新情報をわかりやすく紹介しているブログ
その他のおすすめのサイトは、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ:SEO対策は難しいからこそ面白い
ここまででSEO対策に関して一通り説明しましたが、これはまだほんの一部に過ぎません。それだけSEOは奥が深く、困難なものです。正しいと言われている修正を加えても、全く順位が上がらなかったり、逆に悪化してしまうこともしばしばあります。
また一度上位化したらそれで終わりではなく、高順位をキープするために改善を続けなければなりません。
終わりの無い長く険しい道のりですが、自分が考えたコンテンツや内部改善によって上位表示を達成した時に、初めてSEO対策をして良かったと喜べるでしょう。SEOの面白さが分かるまで、ひたすら努力を続けてみてください。